悔いない人生『最後の鮨屋』

TEL.090-8824-2641

〒630-8115 奈良市大宮町6丁目6-6

オンリーワンの味。舌代 ぎん舎利

2022/02/01
        はじめに
『ぎん舎利』それは私がする最後の鮨屋になった。
いつまで出来るか分からなかったが体が動く限りはここで働らくと決めた。
60台の最後の歳、地元奈良へ帰える事が出来、70歳を目前にして店をする事がまた出来た。
これは正に内助の功である。5年前に結婚した女性だが歴史は古い。また紹介します。
嫁が働く処がない私に最後の舞台を死に場所として与えてくれた様に思え嫁に感謝した。
だから大袈裟かも知れないがここを死に場所に決めた。
二人でするには丁度手頃な広さだったし大昔の1973年、大和西大寺で開店したすし屋とよく似ていた。
そこが商売の始まりでその店が原点となり今日に至った。
人生最後にして原点に戻るのかと思えた時でもある。
最初が鮨屋で始まりそして最後に鮨屋で終わる。
まるで絵に描いたようなストーリーある。
しかしそうはいかないのが人生である。
七転び八起き、まだ転ばなければ行けないのかと思った。
それどころか今度はより強い試練が私の前に現れた。
これは今までに体験した事のない未曾有の出来事であった。
そこで私は人生のゴールとも取れる終着駅を告げられた。
ぼやけたゴール線などこの歳になったら誰もが感じ見るものだ。
身体の至る所で悲鳴を上げているが、それは修理すれば治る。
しかしはっきり肺がんでステージⅣと告知されれば後がない様に思えた。
その上、余命6月~1年と言われた時には嫁の泣く声が私の背中に突き刺さった。
心が大きく動揺したがしっかりせいと自分に言い聞かせた。
今まで色んな試練を受けてきた私だが今回はホントに辛すぎた。
自分だけの問題ではないだけに心が壊れそうに何度もなった。
車中で涙が溢れ前が見えなくなって何度も止まった・・・。
今まで人様には経験出来ない位の事があったと自負するが今回は自分の存在自体が亡くなる。
そんな想像もつかない事を告げられてもすぐには対処できなかった。
誰もが終着駅へ行くのだがそれを深く考える人は少ないと思える。
死を告知されてはじめて真剣に立ち向かうのが現実だろう~
でも正直なところ現実からはすぐ逃避しようとする。
考えると淋しいし怖い処でもある。
でも悔いのない人生にする為にも逃げてはならない宿命なのかも知れない。
今までの人生を振り返り、本当に悔いのない人生だったかと考える時、それは今しかないチャンスなのかも知れない。
勿論、終着駅にはまだ着きたくないのが本音だ。
波瀾万丈を生きた人生、簡単に倒れる訳には行かない。
嫁の為にもお客様の為にも、そして沢山の方々に応援して貰って今、無様な負け方はしたくなかった。
これからも心の格闘と戦い、色んな事に遭遇すると思います。
体調も日々変わるし、その時の状況と心境を素直に書いて行きたいと思います。
心が壊れそうになる時もあると思いますがその時は助けてほしい。    じぃじより

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     揺れ動いた決断!
首にシコリが出来出した時、嫌な予感がした。
町医者で見てもらうも検査の結果は肺がんだった。
その時は一人で町医者へ行っていた。
そんな事を予期していたのかも知れない。
そして全てを一人で背負おうとしていた。
誰にも何も言わず隠しておこうとした。
しかしその重圧はとてつもない位大きかった。
日に日に大きくなり心が壊れそうにもなっていった。
深海奥深く一人で落ちて行く自分が見え、孤独感が一層募った。
それはやはり嫁さんの事だった。
何も知らず喋る仕草を見ていたら、これでいいのかと自問自答を繰り返した。
言ってしまって苦しめるより知らない方が楽かも知れないと考えていたからだ。
しかし自分にのし掛かる重圧は思えば思うほど辛くて辛くて何度も泣いた。
相談する人もなく、何が良いのかわからない位、思考能力はなかった。
その時、ある人を思い出した。
長い間、痴呆症のご主人を抱え一緒懸命介護された人だった。
昨年、亡くなられましたがその方の事が頭をよぎった。
私を良く知る本当に頼り甲斐のある女性でした。
開口一番、こんな大事な事、ひとりで背負っちゃダメ。
家族なんだから二人で乗り越えなければと怒られた。
その意味は後でわかった。
私の場合はホンマ家族には縁がなく、何回も結婚を繰り返す内に家族と言うものを忘れていた。
本当の家族を知らない。情け無い一匹狼になっていた。
そして本格的な検査を総合病院で受ける事にし今度は二人で結果を聞きに行った。
◯◯◯◯肺がんと診断が下った。
その時嫁は私の後の席に座っており、私が先生に余命はどれ位ですか?と問うた。
ステージⅣ、手術も放射線も出来ない末期です。
余命は612ヵ月と告げられた時、嫁の泣く声が後ろから聞こえた。
気丈に繕っていたが心は大きく動揺し自分の存在が消えていく感がし目頭が熱くなった。
その後、嫁は気丈にも立ち上がった。前向きな考えと行動に変わった。
嫁は凄い女だ!私の心を察していたのか、
『辛いのは私より貴方ですよね』応援するから頑張ってねと
心の中で言っている様に思えた。
これが家族なんだ!だから二人で乗り越えられるのが家族なんだ!
やっとその意味が少しだがわかった様な気がした。
そして二人相談し、お客様へお詫びとがんの告知をしようと決めた







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舌代 ぎん舎利

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